震災が忘れられ始めている。東京にいると感じることです。
しかし、東北を訪れ、被災地に行くと復興できていないことが分かります。
そして、孤独を感じている人々が多くなっていることを知ります。
1000年に一度とも言われる震災は大きな被害を与えました。
そして簡単には復興できない状況になりました。
震災後、被災地の各地で復興のために活動する人々にたくさん出会いました。
それから時が経ち、一定の成果を挙げて引き上げる人もいる中、いまなお継続して頑張っている人も存在します。
その中には東北の学生も多くいることを知りました。
復興は一人ではできません。
そしてたくさんの人や組織が連携しないとできないものです。
前例がない災害には前例のないプロジェクトで挑まなければなりません。
そのためにはクリエイティブな力が必要です。
そこで、東北に住む学生と都心に住む専門家が一緒になって行うプロジェクトが立ち上がりました。
これまで震災支援を行ってきた学生も、全く行ってこなかった学生も、誰もが参加できるプロジェクト。
そして写真や映像、クリエイティブやプロデュースの力で貢献できるプロジェクト。
被災地を支え、自らのスキルも高めたい。そんな熱い学生を待っています。
<野村尚克>total produce
⇒ソーシャルプロデューサー/Causebrand Lab.代表、ソーシャルコネクト代表
ソーシャルプロデュース、ソーシャルビジネス、企業とNPOとの協働を専門とし、「コーズブランド/寄付つき商品」という概念を日本で初めて提唱。これまでにいくつもの企業のキャンペーンやソーシャルアクションをプロデュースしている。
代表作に「1億人のバレンタインプロジェクト」、「ありがとうproject」、「Japan. Thank You.アクション」など。
・著書『世界を救うショッピングガイド―Causebrand Handbook』(タイトル株式会社)
・寄稿『ボランティア白書』(広がれボランティアの輪連絡会議編)
立教大学大学院修了。公立宮城大学非常勤講師。
思った事を現実に実行するためには、縁と運とタイミングが必要だけど、
最も大切なのは、やりたい!と思い続ける情熱です。
イシイノブユキ/creative planning
⇒株式会社フロンティア インターナショナル クリエイティブディレクター
広告代理店でクリエイティブディレクターとして、TVCMから総合キャンペーンに携わり、現在はプロモーション・エージェンシーに属し、リアルとバーチャル(ソーシャル)を統合するコミュニケーション・デザインを中心に、メディアニュートラルな企画を企てています。受賞歴は、ADFEST、TIFF、N.Yフィルムフェスティバル、OneShow、クレスタ賞、釜山国際広告賞等。
ここ数年、ソーシャルネットワークによる繋がりが話題となっています。
世界を変えるツールとして注目され、そして共感によって繋がっていく姿は新たな希望の光を見る思いです。
昨年、日本に震災が起こりました。人々は連携し、SNSを使った繋がりによって支え合いました。
人は誰もが誰かの為になりたいと願っていると思います。
しかし、自分に何ができるのかが分からず、足踏みしてしまう人も多いと思います。
アクションに唯一つの正解はないと思います。
しかし、自分が一歩前に歩むことによって、間違いなく世界は一つずつ良くなっていくのではないでしょうか。
皆さんの活動を通じて、世界が繋がることを応援しています。
平山力/social media marketing
⇒ソフトバンクモバイル株式会社 マーケティング本部 マーケティング・コミュニケーション統括部 WEBコミュニケーション部
大学卒業後、広告代理店、鉄道会社、ソーシャルメディア系企業、通信会社にて、ブランド・マネージメント、ビジネスデータ分析(CRM)、チームマネージメント、マーケティングコミュニケーション戦略、社会貢献活動などの立案を担当。現在はソフトバンクモバイルにて、Facebook、Twitter、Ustream、ニコニコ動画、YouTube
等のソーシャルメディアを活用した、コミュニケーション戦略の企画立案、運用に従事。慶応義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)修了。大学院での研究テーマは社会貢献とマーケティングの融合である「コーズ・リレイテッド・マーケティング」
旅行会社の仕事は感動を与える仕事です。
適しているのは「おせっかいな人」。
私は子どもの頃からおせっかいだったので20年以上も働き続けているのでしょう。
私が経験してきたおせっかいが役立てるととても嬉しいです。
よろしくお願いします!
樋口誠司/tourism
⇒株式会社ジェイティービー グループ本社 事業創造部 企画担当マネージャー
1991年JTB入社。法人営業・地域活性化ビジネス・環境ビジネスなどを経て現在はJTBグループの新規事業開発や社内の新規事業公募の事務局を担当。旅行とカーボンオフセットの仕組みを合わせた環境配慮型旅行「CO2ゼロ旅行」や、東北での太陽光発電システムの設置などを支援する「創エネ旅行」、「東北復興支援寄付金付クオカード」などをプロデュース。
映像は最も情報量を多く持った記録装置であり、
未曽有の被害をもたらした東日本大震災の際にも、その効果はいかんなく発揮されました。
時にそれは悲しく痛ましいものでしたが、
その反面、現地の人々の温かさや力強さを如実に伝えたのもまた映像です。
私自身は知り合いのいない被災地に何かお役に立てるきっかけがないかと常々思っていましたが、
縁あって今年「Japan, Thank Youアクション」に映像の分野で関わることができました。
そこで印象的だったのは初めて訪れた被災地の方々の、上記の映像が伝えてくれた通りの温かさと力強さです。
これをきっかけに復興のためのポジティブな映像の発信にご助力できればと思っています。
山田篤宏/film production
⇒映像ディレクター
ニューヨーク大学映像学部映画学科卒。在米中に製作した全編英語劇の短篇『My First
Kiss』が2007年、第3回山形国際ムービーフェスティバルにおいてグランプリを受賞。同スカラシップ作品として、2008年、初長編『ハッピーエンド』を製作。同作はオースティン映画祭長編映画部門の観客賞をはじめ、様々な映画祭にて受賞・公式上映された後、2010年6月には一般劇場公開。現在は映像ディレクターとしてPVを始め様々な映像の演出を行う。
被災地の問題を解決するために頑張っている活動を広告支援する、
そのためのクリエイティブを考え、実践する授業をしたいと思います。
具体的には、現在僕がラジオ番組で関わっている「ガレキを活かす緑の長城プロジェクト」(代表細川元総理)を、
ひろめるためのクリエイティブをみんなといっしょにつくっていきたい。
ひろめるために何をすべきか、どんな表現で訴えるか。より実践的な授業をしたいと思います。
そしてその過程自体をも、広報ツールとしてラジオ番組やwebで全国のリスナーに紹介していきたいと思います。
きっといろいろ学ぶはず。
よろしくお願いします。
山田エイジ/social creative
⇒NPO法人Better than today.代表、株式会社博報堂 ソーシャルクリエイティブディレクター
社会的課題をクリエイティブの力で解決する活動を展開。NPOやNGOの広告支援をはじめ、社会を変えていくためのメディアを提案。震災復興団体のCMチャンネル「チャリTV」開設。内閣府「子育て支援」、社会的包摂サポートセンター「よりそいホットラインキャンペーン」のクリエイティブを担当。東京FM「世界を変えていくラジオBetter than today.」「いのちの森〜voice
of forest」などラジオ番組の企画構成も担当。現在は、社会的包摂を啓蒙していくための新聞「やさしい社会しんぶん」12月創刊準備中。恵泉女学園非常勤講師「ソーシャルビジネス実践論」など。