民間による震災遺構の可能性

今日は石巻へ

 

ありがとうハウスに行ってきました。

 

今回はこちらに取材で来られている記者の方とお会いし、

震災遺構についてお話しました。

 

震災遺構は震災の教訓を後世へ伝える構造物のことで、

南三陸の防災対策庁舎や気仙沼の第18共徳丸などが有名です。

 

しかし、第18共徳丸については解体。

 

防災対策庁舎についても解体が決定しましたが、

県が動いて撤去は一時的にストップしています。

こういった状況の中で、民間で震災遺構を残そうという動きが出ています。

 

その一つがいまはありがとうハウスとなっている尾形さんの自宅跡です。

 

社会的な課題の解決にビジネスの手法で取り組むことを「ソーシャルビジネス」と言います。

 

あの大規模な被害となった震災について、

その教訓を後世へ伝えることも大事な課題であり、

この分野での民間の力「ソーシャルビジネスの力」も必要となっています。

 

こういった民間による震災遺構についてはまだ全く知られておらず、

研究者やメディアでも動きが見られません。

 

それは民間人の遺構が各々自発的に動いているからであり、

現地で交流がないと知る機会がないからだと思います。

 

しかし、私はこのテーマに関心があったことから、

そういった人たちと今後についてや意見などを交じえてきました。

 

そのような中で一つ特徴的なことがあります。

 

それは行政が関係する大きな震災遺構について、

保存が決まっているものには地域の子どもたちの意見が入っているというものです。

 

つまり、遺構を残すかの議論の場に子どもたち(中高生なども含む)の

意見を取り入れている自治体は少ないというもの。

 

そこで、宮城県の学生はどう思っているのか?

 

これについても調査を行い、

その結果は近々論文で発表する予定でまとめています。

 

こういった私の研究や知っていることを記者の方へ、

尾形さんの自宅跡や、南三陸での動き、

岩手県での動きなどについてお話ししました。

 

震災から2年8カ月が経ち、あの時の記憶は薄れかけています。

 

しかし、震災はいつやってくるのかわかりません。

 

そしてその時までにどうやってこの教訓を伝えるのか。

 

いま生きる世代として、一人の人間としてでできることはないか。

 

模索は続きます。

 

news

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2015.02.01 JTB・観光庁ツアーに採用!

 

2014.10.18 宮城学院女子大学祭で展示

 

2014.09.30 活動終了

 

2014.09.26 ツーリズムEXPOジャパン

 

2014.09.22 中国で展示

 

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2014.07.20 展示会を実施

 

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2014.06.10 観光ポスター展

 

2014.05.19 展示会を実施

 

2014.04.01 審査員特別賞を受賞

 

2014.03.15 展示会を実施

 

2014.02.07 コンクール一次審査通過

 

2013.01.06 展示会を実施

 

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