day:2012.12.08
subject:おもわず人に話したくなる東北の"コト"をプランニングする
本日ははじめてのワークショップ(WS)、そして2回目の全体ミーティングでした。
WSは首都圏で活躍している専門家にお越し頂き、ご指導頂くもの。
今回、講師にお越しくださったのはイシイノブユキさん。
クリエイティブディレクターとして様々な企画に携わり、
現在はリアル&バーチャルを統合するコミュニケーションデザインを中心に活躍されています。
また、社会貢献プロジェクトにも多数携わっておられます。
昨日、東北では久しぶりに大きな地震がありましたが(津波警報発令)、
そのようななかでも、朝一の新幹線に乗って仙台にお越し下さいました。
イシイさんが今回レクチャー下さったのは、クリエイティブによるコミュニケーションの変化について。
これまで携わってきた企画を事例として、広告からバイラル、コミュニケーションなどについて活動の目的や時代背景、仕掛け方法などを時系列で解説頂きました。
今回のポイントはコミュニケーションは時代と共に変化させるということ。
変化を読み取り、人が関心を持ちたくなるような企画をつくらなければならないというものでした。
これは震災にも当てはまり、震災直後と今とでは人々の震災への関心は変化しています。
その状況をとらえ「被災地のいま」をどう伝えれば良いのか?
被災地にいる学生だからこそ知る、東北のいまや良さがあるのではないか?
と、イシイさんは投げかけました。
このWSは講師による講義だけではなく、課題に対して学生自らが考えるものです。
そこでその後に2つのグループに分かれ、ディスカッション&発表を行いました。
そして、発表された意見を基に、
さらに参加している学生や講師を含めてディスカッション。
ミッションは達成されるのか?
その方向性は正しいのか?
効果があるのか?
などについて、本気のディスカッションを行いました。
そして、最終的に絞られたプランを選択。
実施に向けて動くことになりました。
本プロジェクトは学生の自主的な意見と、
それをサポートする社会人のアドバイスによって構成されています。
両者は普段は交わることがなく、協働関係もないものですが、
それが同じミッションを持つことによって達成へ向けて助け合います。
今回生まれたアイデアは、学生の素晴らしい想いが入ったものばかりです。
それが今後どのような成果を創り出すのか。たいへん楽しみです。